「生き延びる知恵」が欲しいなら
「このままじっと我慢してれば、そのうち良くなる」。そんな神話を信じる老害社員はなぜ増えたのか? - カレーなる辛口Javaな転職日記
「65年から75年の10年間の、毎年賃金をもらうたびに上がっていく感覚」を持った、「このままじっと我慢してれば、そのうち良くなる」という神話を信じる「老害」社員を疎ましく思う感覚に共感。
でも僕は、「会社のワガママちゃん」という言説にも共感できる。
要は、どちらか片方だけの問題ではない、ということ。
世の中はそんなに単純じゃない。
僕は、所謂バブル世代。
ふたつの世代の、だいたい中間に位置している。
バブルも、その後の崩壊も味わっている。
その僕が見て思うのは、どっちもどっち。
「老害」はまさにその通り。奴等は会社を食い潰すだけで、何ひとつ生み出しはしない。
正確に言うと、やっぱりそれなりのポジションにいる人*1はそれなりだけど、そうじゃない人は押し並べて酷い。
僕らは、座して死を待つのは嫌だ。だから、戦う。
同様に、「若者は軟弱」だ。
その世代の人は自分を弁護したがるだろうけど、事実は事実。
それは、別に「悪い時代に生まれた」からじゃない。
「老害」の人たちの時代や僕たちの時代に生まれていても、同じことは言われただろう。*2
いちばん良くないのは、それを認められないことだ。
「理不尽なことに反抗する」のは当然。
その当然なことが僕の世代ではまだできなかった。
今の若い人にはできる。これは素直に素晴らしい。
なら、「理不尽でないこと」は受け入れなさい。
「生き延びる知恵」が欲しいなら、フラフラするな。楽な道に逃げるな。
「老害」と戦うのは僕たちの世代の役目だけど、そうして捨石になる僕たちの後に続く人が必要なんだ。