就活、僕が好む学生
しかし実際には、会社は、多少なりともその採用枠で会社の将来を担う人材を確保しようという会社は、そういう不合理な行動を、誰かに教えられたからというだけの理由でやってしまう学生は「バカだからやめとけ」という評価をする可能性すらあります。少なくとも私が面接官ならそういう評価をしたくなります。実際にはそんなつまらんところはチェックしてませんし、みんながそうしているのなら差別化要因にはなりえないのですが。ともあれ、リスクを恐れて減点を避ける人は、あまりにそれが極端な場合は、当然にマイナス評価の対象です。
2013-03-02 - 常夏島日記
僕は昨年、今年と学生の面接を行った。
僕は人事ではないけれど、長いこと自分の部署に増員を要求していて、それが叶えられない原因のひとつに「人事が僕の部署、業務、及びそれに合う人材を理解できない」ということがあり、じゃあ自分で探すということになったためだ。
人事にも、自分の担当役員にも筋を通して、何名かの学生に会った。
そこで、やはりリンク先のような学生の行動に、遭遇した。
僕は「バカだからやめとけ」とは思わなかった。
でも、採用したいとは思わなかった。
その学生の本質が何一つ見えなかったから。
別に個性の強い人、面白い人を求めてる訳じゃない。
特別な経験をしている人じゃなければ駄目な訳でもない。
でも、その人が何なのかがわからないと、どうしようもない。
今話しているその言葉は君の本音なのか?と質問したくなる。
だからなのか、どうしても僕の好みは生意気な学生に偏る。
我が強くて、自分に根拠の無い自信があって、ウチだけが会社じゃないと思っている奴。
入れてもらう、ではなく、入ってやると思っている奴。
そういう奴は、叩けば伸びる。
根拠の無い自信を一度粉々に打ち砕いてやって、それからじっくり育てれば、化ける。
ウチの人事には嫌われるかも知れないけどね。